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施餓鬼会

2019/04/02
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施餓鬼会の始まりは、昔お釈迦様のお弟子の阿難尊者が、多くの飢える餓鬼に飲食を施し、その功徳で命の危機から

逃れたと言うお話に基づく行事です。

施しはとても重要な仏道の実践ですが、私たちには阿難尊者のように功徳を得る事は困難です。法然上人のお言葉には

`亡き人の為に念仏を廻向し候えば、阿弥陀仏、光を放ちて地獄・餓鬼・畜生を照らし給い候えば、この三悪道に沈みて

苦を受ける者、その苦しみ休まりて、命終わりて後、解脱すべきにて候`とあります。

阿弥陀様はお念仏をとなえる私たちに応えるように、分け隔てなく常に救いの光を差し向けてくださっています。

お施餓鬼には、お念仏をとなえてご自身の極楽往生を願うと同時に、他人様への思いやりの気持ちをあらたにしましょう。