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阿弥陀経について

2019/05/06
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阿弥陀経は浄土宗の根本経典の一つです。その内容は極楽浄土の素晴らしさを説いています。

これより西方十万億の佛土を過ぎて世界あり。名付けて極楽という。その国の衆生、諸々の苦しみはなく、ただ諸々の楽のみを受く。

故に極楽と名ずく。この世界は金銀、瑠璃玻璃、赤珠、瑪瑙で出来ている。又、池の中に蓮華あり。大きさ車輪のごとく、青色には青光

あり。黃色には黃光あり。赤色には赤光あり。白色には白光あり。又、かの国には、種々の奇妙なる雑色の鳥あり。白鵠孔雀、鸚鵡、舎利

迦陵頻伽、共命の鳥なり、この諸々の鳥、和雅の音を出す。この音を聞き終わりて、皆ことごとく佛を念じ、法を念じ、僧を念ず。

舎利弗、なんじ此の鳥は實に是れ罪報の所生なりと謂うことなかれ。かの佛の國土には三悪趣なし。三悪道なし。

此の諸々の鳥は、皆是れ阿弥陀仏の法音をして、宣流せしめんと欲して、変化して作したまえるところなり。